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すずめと地蔵さんと案山子さんNo3

「ほんに、最近はみんなが知らん顔して、通り過ぎるんじゃやよ、もしもしと言うてもどーも聞こえないみたいでのー」と地蔵さんは、かくかく、しかしかじゃと、チュンタローに話しています。

とうのチュンタローは聞いているのか、いないのか、まわりをキョロキョロ。

「ねぇーお地蔵さま、それより、ここは、どこなんだろ?」

「なんじゃ、ちーっとも話を聞いとらんかったのかい」とガッカリしました。

チュンタローは悪いことをしたと思って

「そうそう、いい方ほうがあるよ」と、つい言ってしまいました。

「そうかい。そうかい。ありがとう。それで、どんなことじゃな?」

お地蔵さまはチュンタローの顔をうれしそうに見ました。

   続く・・・

すずめと地蔵さんと案山子さんNo2

草の中から「こっちじゃ、こっちじゃ」と。そこには小さい小さいお地蔵さまがおりました。「なぁ~んだ。お 地蔵さまだったのかい、びっくりしたよ。でも、どうしてそんなとこに隠れてるの?」「いやいや隠れてるわけじゃないのさ、草が元気良すぎてじゃな、見えな いだけじゃよ」「ふ~ん、でも誰も気づかないと、お団子やお水ももらえないよ」「そうそう、そこが問題なんじゃよ、実はな・・・」とお地蔵さまがなにやら 話し始めました。
  続く・・・

すずめと地蔵さんと案山子さん

むかし、むかし大きな山の麓に小さな村がありました。
そこには、元気な、元気な、これまた小さいす ずめがおりました。名前はチュンタローと言います。ある日のことです。いつものようにあっちへ~こっちへ~と跳び歩いてるうちに、いつのまにか村のはずれ まで来てしまいました。「あれっ?あれっ?」まわりを見るといつもの景色とは違っていました。「わぁ~たいへんだーかあちゃんに叱られる~」と羽をパタパ タさせていました。「これ、これそこのお方どうかなされたのかいの~」と何やら草むらから声が聞こえてきます。「だれ?
どこにいるんですか?」「ホーホッホ」ここじゃよ。声のするほうへチュンタローはそろりそろり歩いてゆきます。
   続く・・・